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臨床工学科

臨床工学技士(Clinical Engineer:CE)とは…。

臨床工学技士は医療機器の専門医療職として、高度化が進む医療業界において重要性を増しています。
最近では医療ドラマ等でも名前が出てくるようになり、高度管理医療機器を扱うプロフェッショナルとしての露出が増えている分野でもあります。
基本的には病院内で医師・看護師や各種の医療技術者と連携し、生命維持装置の操作などを担当します。

当院においても臨床工学科として医療機器が何時でも安心して使用できるように保守・点検を行っており、主幹となる透析治療を皆様が安心して受けられるよう安全性確保と有効性維持に貢献しています。

臨床工学科として当院は技士を総勢14名擁し、幅広い年齢層の技士の活躍によって業務を多岐に渡り担っています。
業界内でも当院の臨床工学科は規模が大きいといえるため臨床工学技士養成校からの実習受入病院として登録されているほか、臨床工学技士養成校に通学しながら勤務している例や大学院に進学し院内で臨床研究を行っている例もあり各個人のスキルアップ体制が充実しているところも特徴です。
また、学会発表や院内勉強会の開催・外部研修参加等も精力的に行っており、最新の知見の収集や探究に努めているためそれらを総じて病院全体・患者様へ還元できるような仕組みづくりを心掛けております。

業務内容

  1. 血液浄化業務
  2. 血液透析装置80台を設置しており、約260名の患者さんが血液透析を受けておられます。
    血液浄化業務は当院臨床工学技士の主業務であり、プライミング・穿刺・回収などを行っています。
    血液透析装置の保守点検・修理に加え、透析液の清浄化確保のため、エンドトキシン値ならびに生菌数の測定をしています。重症入院患者さんや感染症の患者さんに対しては、個人用血液透析装置と個人用RO装置を用いて、病棟にて透析を施行することもあります。血液浄化については24時間オンコール体制で緊急時に備えています。
    また、透析患者さんの下肢の閉塞性動脈硬化症に対してLDLアフェレシスを施行しています。
    その他、ダイアライザなど血液透析関連材料の在庫管理など透析業務全般に携わっています。



  3. 呼吸管理業務
  4. 人工呼吸器の使用開始から離脱までをトータル的に管理します。
    感染や溢水などで呼吸状態が悪化することがありますが、その際に患者様の呼吸を助ける人工呼吸器の操作を臨床工学科で担っています。
    個々の身体情報(身長・体重・性別)や基礎疾患・肺の状態に合わせて換気設定を行う必要があるため、深い専門知識が必要となります。当院臨床工学科には三学会呼吸療法認定士が在籍しており、高度な呼吸器管理を実現しています。



  5. 機器管理業務
  6. 当院では株式会社 楓 CEMEwebによる機器管理システムを導入しているほか、日機装社 Future Netを透析管理システムとして採用しているため両者を協働させ高度な機器管理環境を構築しています。





  7. 手術室業務
  8. シャント造設術や血栓除去、緊急ブラッドアクセス・PTAの直介業務を臨床工学技士が行っています。
    基礎的な技能は勿論ですが、シャントの種類・血管の走行や想定される個人差などの知識も要求されるため高い習熟度が要求されます。
    これらの知識のほか、電気メスの設定から機材操作なども含めてスムーズな手術進行に寄与しています。
    またエコー機器の操作も臨床工学技士が行なっており、穿刺困難な場合も透析室内でエコーガイド穿刺を実施しています。